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小学校理科

ビデオクリップとプロジェクタを利用して,誤った実験操作について考えてみよう
(中学校第1分野「化学変化と原子,分子」)

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▲ワークシートに,誤った実験操作をやってはいけない理由を記入
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成功のコツ1:生徒がビデオクリップの内容を主体的に学び取ることができるように工夫する

ビデオクリップを再生するとき,生徒がビデオクリップを受動的に見るだけでは,そこで説明されている内容を十分に理解できません。生徒がビデオクリップの内容を主体的に学び取ろうとするような工夫が必要です。

この授業で紹介したようなビデオクリップであれば,「最初は音声を消した状態で再生する」,「生徒に気付いたことを発表させる」,「生徒にビデオクリップの特定のシーンを指示させる」という活動を取り入れてみましょう。そうすると,ビデオクリップを利用した安全指導の効果が発揮されます。

また,実験ノートやワークシートに,誤った実験操作をやってはいけない理由を記入するという活動も有効です。生徒が理解したことを自分の言葉でまとめることによって,安全な実験操作の理解を深めることができるでしょう。


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成功のコツ2:ビデオクリップは,繰り返し再生する

ビデオクリップの利点は,「繰り返し再生できる」です。この利点は,理科の学習を深めるために役に立ちます。授業でビデオクリップを利用するときは,一度再生してしまって終わりにするのではなくて,何度か繰り返して再生してみましょう。

一度再生したときに,その自然現象を理解できなかった生徒は,ビデオクリップを繰り返し再生することで,どこに着目して自然現象を観察すればよいかを考えることができます。また,一度再生したときに理解できてしまった生徒であっても,繰り返し再生する中で,自然現象を実感したり,自分の理解を確認したりすることができます。

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成功のコツ3:授業で使えるビデオクリップを選んでおく

通常の教材研究と同じように,ビデオクリップの場合も,成功のコツの一つは事前の準備にあります。それは,「授業で使えるビデオクリップを選んでおく」ことです。

この事例で紹介しているホームページからは,理科のそれぞれの単元で使えるビデオクリップが準備されています。このビデオクリップの内容を自分で確認してみて,「これは使える」と思ったら,自分のパソコンに保存したり,ホームページのブックマーク(お気に入り)に登録したりしておきましょう。研修会などの場で他の先生と情報交換すれば,自分の授業で使えるビデオクリップはかなり豊富になってきます。

こうした準備を積み重ねていくと,理科の授業で効果的なビデオクリップを,いつでも自由に使えるようになります。

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