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>シミュレーションを利用して,授業中に行うことが難しい観察を補ってみよう : Step3 IT活用のポイント
シミュレーションを利用して,授業中に行うことが難しい観察を補ってみよう
中学校第2分野「大地の変化」
▲本時の目標を確認して,シミュレーションを紹介。
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ポイント1:本時の目標を確認して,シミュレーションを紹介する
授業が始まると,まず最初に,本時の目標を確認します。その後,今日の授業で利用するシミュレーションを紹介します。
シミュレーションを利用する順番や,それぞれのシミュレーションの操作方法などは,授業中に随時説明する方が効果的です。ですので,この段階での説明は,「地震の揺れの伝わりがコンピュータ上で再現されます」という程度の簡単なものにしましょう。
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▲シミュレーションで再現される自然現象を予想。
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ポイント2:シミュレーションで再現される自然現象を予想する
シミュレーションを動かしてみる前に,どのような自然現象が再現されるのかを予想させると効果的です。
ここで紹介する授業では,ある地点で発生した地震の波がどのように伝わるのかを予想させています。まず最初は,生徒一人ひとりで予想させて,その予想をワークシートに記入させています。次に,同じグループの生徒同士でワークシートを見ながら,お互いの予想について話し合わせています。その後,各グループで話し合ったことをクラス全体に発表させています。
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ポイント3:生徒がシミュレーションを動かしてみる/シミュレーションから気づいたことをクラス全体で話し合う
予想が終わったら,シミュレーションの一つひとつについて,「クラス全体の一斉活動→個別活動→クラス全体の話し合い」という順番で進めていきましょう。複数のシミュレーションが同一の学習内容に関係している場合は,これらを一度にまとめて扱ってもOKです。
▲どのシミュレーションを見るのかを指示し,操作方法を説明。シミュレーションを動かす直前には,自分たちの予想を意識するように助言。
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まず,最初は,クラス全体に対して今からどのシミュレーションを見るのかを指示しましょう。その後,簡単に操作方法を説明します。シミュレーションを動かす直前には,自分たちの予想を意識するように助言しましょう。
▲生徒がシミュレーションを自由に操作。
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次は,生徒が個別にシミュレーションをに動かしてみます。ここは十分に時間をとることが必要です。先生は,できるだけこまめに机間巡視しましょう。生徒がどのようなことを見出しているのかを把握することができます。また,シミュレーションのどこに着目してよいか困っている生徒に助言することもできます。
▲シミュレーションから気づいたことについて,クラス全体で話し合っています。
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▲話し合いの後でシミュレーションを動かし,自然現象を再確認。最後に,先生が補足説明。
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その後は,クラス全体の話し合いです。シミュレーションを動かす前の予想を意識させながら,シミュレーションを見て気づいたこと,疑問に思ったこと を発表させましょう。発表した後に,生徒がもう一度各自でシミュレーションを動かしてみて,その自然現象を確かめることも効果的です。最後には,先生が補足説明を加えましょう。
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