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中学校 社会

日本の林業と漁業の特色
実際に体験や見学のできない場面を映像コンテンツで視覚的に捉える

ステップ1概要 ステップ2授業準備 ステップ3IT活用のポイント
ステップ4工夫・留意点 ステップ5応用事例・参考コンテンツ 次のステップへ

ポイント1 まずは映像コンテンツで林業・漁業の様子を知る

ダウンロードしておいた映像を再生して,林業や漁業における実際の仕事の様子を理解させます。 このときに,「何をしているところだろうか」「どのような工夫や特色があるだろうか」などの発問を所々に入れていきます。 また,「このあとどうなるだろうか」というように映像を一時停止して,発言を促すことも考えられます。

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▲グラフ表示の映像コンテンツ
すべて再生しないで,途中で停止して
発問をおこなうのがポイント
拡大して見る

ポイント2 グラフから統計的な理解を深める

日本の林業に関する統計グラフ(国内生産高の減少,輸入木材量の増大等)や, 漁業に関する統計グラフ(漁業形態の変化,漁獲量の減少等)を提示し, その増減について発問を促します。 グラフは年代を追って順番に表示されていきますので,途中で停止して, その後の生産高などを予想させていくことが可能です。 このようなグラフの推移から,林業・漁業に関して日本のおかれている厳しい現状を理解させていきます。 また,どうしてこのような推移となっているのかという呼びかけから, その疑問を解いていくような授業展開も考えられます。

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ポイント3 林業・漁業における諸外国との関係を知る

日本は,山間部が多くて森林の広がっていながら,木材が大量に輸入されています。 また,周りを海に囲まれ,広範囲な排他的経済水域を持つにもかかわらず,海産物を大量に輸入しています。 しかし,このような現状を目の当たりにすることは無く,日常経験と照らし合わせて理解することができません。 そこで,外国で伐採された木材が海上輸送で運ばれてくる様子や,マグロの空輸の様子などの映像や画像を提示し, 同時にどの程度を輸入に頼っているかというグラフを表示します。 こうして,林業・漁業が国内だけにとどまらず,諸外国との関係から成り立っているということを理解させます。

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ポイント4 日本の地域的特性を理解する

これらのコンテンツを組み合わせて提示することで,日本は世界でも有数の魚介類を消費する国の1つであることや, 日本の伝統的な木造建築に見られるように木材の消費は生活に欠かせないものであることを理解し, 国内産業としての漁業や林業の重要性に気づかせたい。 また,深入りはしないが,これらの産業が海洋汚染などの環境問題,土砂崩れや洪水などの災害に関連して いることについてのコンテンツも準備されているために,これらについても簡単に説明しておくといいだろう。

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