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中学校 社会

日本の林業と漁業の特色
実際に体験や見学のできない場面を映像コンテンツで視覚的に捉える

ステップ1概要 ステップ2授業準備 ステップ3IT活用のポイント ステップ4工夫・留意点 ステップ5応用事例・参考コンテンツ 次のステップへ


コツ1 コンテンツを単に垂れ流ししてはいけない

映像コンテンツの場合は,何も意識させないで単にテレビを視聴するように見せているだけでは意味がありません。 どういう視点を持つのか,視聴後に何を理解させたいのかについて考えておきましょう。 また,すべて再生してしまうのではなくて,「一時停止」機能を使って,それまでの場面で発問をしたり, 「巻き戻し」機能を使って何度も同じ場面を再生するなど, これまでのビデオ機器などではできなかった柔軟且つスピーディーな授業展開がおこなえます。

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コツ2 豊富なコンテンツを蓄積しておき,必要な提示場面を見極める

漁業においては,「漁法」に興味を示した場合は,日本独特の漁法をいくつか提示したり, 林業では,危険な伐採作業に注目が集まる様子だと,それに関連する映像をいくつか提示するなど, その場の生徒らの興味・関心の状況に応じて提示するコンテンツの数を調整することが可能です。 一方,生徒らの興味・関心に対応するためには,できるだけ多種多様なコンテンツを準備しておくことが重要ですが, 「すべて見せてあげたい」という気持ちに駆られ,授業の目的を見失わないようにすることが肝要です。 つまり,コンテンツの提示が授業の主体になってしまわないように気をつけておき, 映像コンテンツは理解や思考を促すための1つの手段であることを絶えず意識しておくことが大切です。

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コツ3 映像の中のどの部分に注目するのかを考えさせる・指示する

写真資料やグラフのどの部分に注目させたいのかを指示するためにも, 提示した映像や画像に対して書き込みをおこなえる手段を得ておくことが重要です。 例えば,ホワイトボードに投影してマーカーで書き込むとか, プレゼンテーションソフト上で画面に直接書き込む, またはペンタブレットのようなもので提示資料に直接書き込みをおこなうなどの手段を得ておくことが重要です。 また,指示棒やレーザーポインターなどの瞬時にポイントを示せる道具も準備しておくといいでしょう。

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コツ4 印刷して提示することも場面によっては有効

写真やグラフ,イラストなどの提示資料の場合は,「印刷物」として準備しておくことも効果的です。 大判プリンターなどで拡大印刷したものを黒板に貼り付けて,その特長などを紙面に直接書き込むこともできます。 また,コンピュータとプロジェクターで拡大表示したものと組み合わせることも考えられます。 例えば,漁獲高の減少しているグラフを黒板等に掲示しつつ, 漁業関係者からの漁獲量についてのインタビュー映像を視聴するといった場面では有効的に活用できることでしょう。

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