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国内アンケート調査結果

2.2.1  学校関係

今回の調査対象校の小中学校におけるICT環境等整備の充実度は次の通りである。

  • 普通教室には、コンピュータは平均して4.6台、プロジェクタは0.5台、実物 投影機で0.6台など、整備の遅れが目立つ
  • アプリケーションについては、コンピュータ教室に導入されているものが、普通 教室や特別教室には導入されていない。
  • また、コンピュータや周辺機器、サーバなどの保守は、必要な経費が用意されず、やむなく教員が担当するという状況が改善されていない。
    ICT環境の稼動状況は、その活用シーンは増えつつあるものの、普通教室に限ると、週10時間以上コンピュータを利用している学校は、わずか1%程度にすぎない。
    ICT活用はその期待が高いものの、環境未整備のため、現実には現場のニーズを満たすものにはなっていない。
  • さらに、ICT活用の推進のための情報担当者が、実際にはICT活用の経験がない教員が半数を占めているのが現状である。

したがって、ICT活用を推進のためには、司書教諭のように資格として認定して計画的に配置するなどの対応が必要ではないかと考えられる。
加えて、情報教育担当者の資格として既存の教育情報コーディネータ制度を上手に活用することも大切である。

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