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2015年の将来像について(詳細)

アキラ君は、学校から家に帰って、宿題をしようと携帯端末でe-Learningシステムに接続したら、隣のケンタ君がチャットでコールしてきた。
「公園でサッカーしよう!」
「じゃあ、すぐに行く」
宿題は後ですることにして、家を飛び出した。
結局、暗くなるまで遊んでしまい、夕食後に宿題をすることになった。中学3年生のお姉ちゃんも、パソコンに向かって何やら勉強している。学校が外部の団体と提携して提供している高校受験対策用のe-Learning教材のようだ。わからない所は、ビデオでミニ講義が受けられるようになっているらしい。ヘッドフォンをしているので聞こえないが、お姉ちゃんは熱心に画面を見ている。アキラ君は横目でお姉ちゃんの様子を見ながら、携帯端末でテレビをつけた。ちょうど、好きなアニメをやっている。アニメが終わってからやっと宿題を始めた。集中して取り組み始めた頃、お父さんが部屋にやってきた。どうやら、学校のWebでアキラ君の学習活動の様子を見たらしい。
「ロボットの授業はおもしろいか?」
「うん、今日は迷路を抜け出すプログラムを作ろうとしたのだけど、難しかった」
「お父さんも教えて欲しいな」

どうやら、技術者のお父さんはロボットの授業にかなり興味があるらしい。アキラ君は、曖昧に返事をして宿題の画面に目を移した。

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