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5.3.1 現状と課題
「人材育成」は、学校におけるICT活用の普及・促進に向けた最重要課題の1つである。
つまり、学校長等が、ICT環境の整備やICT活用に資する、具体的なアクション起こす必要がある。
また、教員一般の能力開発も十分ではない。機器操作等の研修はそれなりに実施されているものの、授業におけるICT活用に関連した校内研修はあまり企画・運営されていない。
次いで、情報化のリーダーである情報担当者の配置等にも、いくつかの問題点が存在する。ほとんどの学校が設置していることは確認された。彼らのICT活用経験は必ずしも豊富ではなく、権限を与えられていない場合がほとんどである。
さらに、教育委員会や教育センターに、情報担当者が置かれていないケースが半数を超えており、ICT環境整備の計画が遅れにも影響を与えている。
外部専門家についても学校のニーズが高いが、体制として確立されていない。
今後、ICT活用を普及・促進するためには、上記の人材の能力・資質の要件を明らかにするとともに、それを育成するための研修の実施や予算の拡充が必要である。