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3.1.2 小学校での特徴的な事例
3.1.2.1 すぐに使える教室環境の整備
今回訪問した小学校では、情報環境の整備を進め、様々な授業実践が展開されていた。特に、OHCや教科書準拠型デジタルコンテンツを活用し、教材を大映しにして授業を行う方法は、これらの学校ではすでに定着してきているように思われる。そのための学習環境整備として、教室で手軽に情報機器が使えるように、無線LANを整備したり、プロジェクタを天井からつり下げる、ワゴンに一式乗せた形で、各教室に配備するなどの工夫が見られた。
3.1.2.2 デジタルカメラの多面的な活用
デジタルカメラもあらゆる学習活動に気楽に利用できるメディアとして取り入れられている。台数も40台以上をそろえている学校も多く、総合的な学習の時間などで、一人1台で利用を行っている。
3.1.2.3 大判プリンタで教材や学習履歴を大きく印刷
大判プリンタも、教材作成の際に有効にはたらくメディアとして活用されている。
3.1.2.4 教師用コンピュータでデジタルコンテンツの活用
教師用のコンピュータを導入したことにより、より一層の活用が広がりを見せ始めている。同時にデジタルコンテンツの活用なども進められている。
3.1.2.5 安全安心な校内ネットワークの構築
安全で安心なネットワーク環境構築のために、校務系と授業系のネットワークをL3スイッチで切り分けて利用している場合が多い。
3.1.2.6 黒板を低反射ホワイトボードに
教室の黒板をすべて低反射のホワイトボードに置き換えた学校もある。低反射ホワイトボードは、そのままでプロジェクタのスクリーンとなり、天井からつり下げた無線LAN対応のプロジェクタでいつでもすぐに使えるように整備を行っている。また、IWB(インタラクティブ・ホワイト・ボード)がホワイトボード全面にスライドで引き出して利用できるようになっており、必要に応じて利用されている。
3.1.2.7 CMSで学校Webページの活性化
学校Webページを、CMSを利用して配信する試みも始まっている。学校での出来事をタイムリーにBlogとして発信したり、緊急時の連絡を携帯の電子メール機能を用いて行ったりしている。これらにより、学校と家庭の連携がより強くなっていることも、訪問した学校の共通のポイントであろう。