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3.2.6  予算の確保とCIOの役割

「教育の情報化」の最先端と言われている地域からは、「ようやく、地方交付税の積算額に近い情報化予算が組めるようになった」といった話が出る。一般に、教育の情報化のための予算は順位が低く、なかなか整備計画が立てられない状況のようである。

今後は多くの地域、市町村で財政が逼迫すると予想されており、教育予算をいかに確保し、教育の情報化を進め、また継続的な運用を行うか、CIOの能力が問われる時代になると考えられる。学校や地域によっては、将来を担う子どもたちへの先行投資として、寄付や支援を受けて教育の情報化を進めているところも見られる。これからは、直接、寄付金を受取る仕組みを整備する学校や学区が現れるかもしれない。多様な選択枝の中で、地域に合った方法を見出し展開していくためにも、CIOやCIO補佐官の役割は重要である。

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